栃木県で土の家という工房名で活動されている小林まり子さん、手びねりの優しい器に針で緻密に、絵本に出てくるような風景を描いています。煙突から煙が出ている家や教会のような背の高い家、月や星に大きな木など小さい頃に絵本で見て住んでみたいなと思ったような理想的なお家です。
小林さんの略歴はこちらをご参照ください。
小林さんの絵の原点はご自宅の前にあったメタセコイヤの木なのだそうです。その木の上に月が見えるとても美しい風景で、よくスケッチしていたのがこの器の絵の元になっています。
家はこのような家に住みたいと思いながら描いているそうで、この家の中では静かな暮らしが営まれている、そんな地に足の付いたていねいな生活を家を描くことによって表現しているそうです。私も最初に見たときに、とても好ましく素敵な絵だと思いました。小林さんの表現していることが、きちんと伝わっているのではと思います。
実際に触れると絵の部分が盛り上がっており、また愛着がわいてきます。また口当りが大変良く美味しく飲み物がいただけます。底の色はグリーンやピンク、茶など優しい色合いになります。ひとつひとつ表情も絵柄も異なります。
こちらはカフェオレカップです。両手で包み込むようにいただくと、ゆっくりとお茶の時間を過ごすことができます。
手びねりの器はろくろを使わずに立体的に作っていく技法です。板状に粘土を伸ばし、その後ご自分の手で立体的に制作していきます。出来上がりは個性豊かで自由な器が出来上がります。
手びねりはろくろと異なり大量に同じ器の製作はできません。時間もかかりますし、それぞれ微妙に形や大きさが異なります。それが良さであり温かさにつながっていきます。小林さんはろくろより手びねりの風合いが好きで、ずっとこの形で製作しています。手びねりの器に繊細で緻密な絵が描かれていて、そのバランスが小林さんの器の魅力なのだと思います。ただしとても時間がかかるため少しずつの入荷になります、ご理解ください。
お皿も素敵なものがたくさんあります。飾っておきたいようなプレートですが、やはりたくさんご使用いただきたいなと思います。ケーキが良く似合うプレートです。
近いうちに風鈴が入荷予定です。陶器の風鈴は音が少し低く控えめな音です。金属やガラスは少し高めの音なので、鳴り続けると少しうるさく感じたりしますが、この風鈴はそれがありません。短冊は和紙になっていて和洋どのようなお家にも溶け込んでくれます。ぜひこの夏にお試しいただけたらと思います。
入荷しましたらインスタやホームページでご案内させていただきます。カップやお皿の入荷は8月中旬以降になります。もうしばらくお待ちください。
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