伊東正明

いとうまさあき

 

湯河原のみかん灰釉の温かな器です

 
湯河原で作陶されている伊東さんは地元名産のみかんの枝や葉を灰にして釉薬にしています。ガス窯で焼くことによって、自然で優しいみかん灰の青味が表現されています。また鉄分の多い赤土は焼き上がると鉄粉が多く見受けられます。鉄粉と爽やかな青味が素朴ですが、モダンな雰囲気も感じさせる絶妙なバランスを保っています。

伊東正明さんの略歴

1968年生まれ
    神田外語大学スペイン語学科卒
    明日香出版社にて7年間勤務
    30歳で焼締陶芸家の内弟子に
            その後2年間修行
2003年独立して築窯 
    灰釉に特化した器製作を16年
            現在に至る

伊東さんに伺いました

会社員から陶芸科への転身

チームで動く出版社の仕事もダイナミックで楽しかったのですが、素材選びから完成まで1から10まで携われる仕事がしたかったことがひとつ、もうひとつはローテクな手作り品を製作しながら生きたかった、焼き物が好きだったということです。
 

器作りにおいて大切にしていること

お客様に喜ばれるもので自分も充実感の得られるもの作り、道具として安全で丈夫なもの作り、人マネや流行を追いたくないというところでしょうか。
 

なぜみかん灰なのか

少しでも湯河原で制作する意味を作品に込めたかったため、かっこよく言うと地域性ということでしょうか。
 

器の取扱いについて

電子レンジは以前はNGとお伝えしていましたが、自分で10年以上使った上で問題ないと判断しています。食洗機に関しては食洗機用の洗剤の研磨剤が器に傷をつけるとの認識ですが、これは手洗いでも同じ事です。そのため食洗機に関しても問題ないと思っています。ぜひたくさんお使いいただき使い倒してください。

伊東正明さんの器のお取り扱いについて

お使いはじめは水に数時間浸してからお使い下さい。米のとぎ汁で煮ていただくとさらに染みこみにくいです。
個人的にも使用しておりますが、カップ類は全体的に色合いが変化していきます。みかん灰の微妙な色合いと合わさり自然な変化に感じます。お皿類も自然に使い込んだ風合いになっていきます。
お総菜を入れたままにしないこと、水気をふきとり良く乾かしていただければ気持ちよくきれいな状態でお使いいただけます。レンジ/食洗機のご使用は問題ございません。オーブンのご使用はお控え下さい。
 
米のとぎ汁での目止めの方法/鍋に米のとぎ汁と器を入れて弱火でゆっくりと温めていきます。そのままコトコトと20分ほど煮てください。弱火のまま火は強くしないで下さい。20分ほど煮た後はそのまま器を入れた状態で冷ましてから水洗いです、急な温度の変化は破損の原因になりますのでご注意下さい。その後水気を拭き取りよく乾かしてください。

料理写真

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