田鶴濱守人

たづるはまもりと

素朴で重厚なしっかりした器です

 
愛知県半田市で作陶されている田鶴濱さん。定番の物を大事に長く作られています。黒錆のものはリピートで使っていただくお客様が多く、お料理を引き立ててくれます。粉引や刷毛目も田鶴濱さんが煮沸していただいており、目止めがいらず扱いやすくなっております。シンプルですが田鶴濱さんの個性がきちんと感じられる、長くご愛用したくなるそんな器です。

田鶴濱守人さんの略歴

2000 多摩美術大学大学院油絵学科修了。
同年  愛知県美浜町に移住。独学で焼物を始める
2004 東京「魯山」で初展示以降東京・大阪・名古屋・福島・奈良・大分で個展
2006 愛知県半田市に工房を移し築窯。現在に至る。

田鶴濱さんの器のお取り扱いについて

田鶴濱さん自身の言葉で・・
粉引と刷毛目、黒錆
陶土で成形した素地(きじ)に白化粧と呼ばれる泥をかけた物を粉引、刷毛で回しかけたものを刷毛目としています。
 
陶器は煮沸をして使う、または使う前に水に通すという昔からの知恵があります。これは吸水性のある、特に粉引を永く楽しむための方法のひとつです。私の粉引と刷毛目は煮沸済みです。そのままお使いください。
 
土の表情
私の陶器、半磁器には、鉄粉や石はぜ、ピンホールがあります。焼く前には見えない素地(きじ)の中の鉄や石が表面に出てくる現象です。原土を使うことでひとつひとつ表情が変わってきます。
 
補足です
黒錆は鉄釉の器です。こちらはお使い前に1~2時間ほど水に浸してからお使いはじめください。どの器も水洗い後は水気を拭き取り良く乾かしてください。お総菜を入れたまま長時間放置はしないでください。
電子レンジ・オーブン・食洗機・乾燥機のご使用はお控えください。
 
 

田鶴濱さんの言葉です

古道具・石ころ・李朝の雑器・・・
使う・晒す・そして少しの豊かさ
生活の音・夕焼の陽光・海の暗さ
掌・柔らかさ・寂しさ・・・
生まれる・出会う・死ぬ
 
時代に流されたもの、それは表面的に映ります。
表面を形作るのではなく、かたちの根っこ=僕の想いを確認しながら
人に添うかたちを表現したい・・・
いつもそんなことを考えています。

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