味噌を漉して味噌汁を作る必要がありますか?と聞かれると必ずしもそうではないのかもしれません。味噌には大豆や米麹の粒が入っています。そのままお玉などで味噌を溶かすと、そのまま粒が残った味噌汁が出来上がります。そのつぶつぶが好きな方もいらっしゃいます。
味噌こしを使って味噌を漉すとその粒が小さくなります。味噌こしで漉す際スプーンを使うよりもすりこぎが良いのはその粒をつぶすためです。すりこぎはその潰す作業が効率よく行なうことができる調理器具です。
このように丁寧に潰しながら漉していくことによって、滑らかな味噌汁が出来上がります。口当りがよく美味しい食感です。
ステンレスの味噌こしなどもございますが、やはり竹の風合いは味わい深いです。熱いお湯の中で味噌を溶かすときに竹の匂いがするのも個人的に気に入っています。どちらも機能性は変わらないと思います。竹の味噌こしはしゅろたわしミニで洗っていただくと、汚れが落ちやすいです。
山椒のすりこぎはすることによって、山椒の薬効(解毒作用などがあります)が溶け出すと昔から言われています。胡麻をする時も、同じ効能があります。味噌を漉すときも大豆や米麹の粒をつぶすのに山椒のすりこぎは一番効果的です。ぜひご愛用いただきたい道具です。
このように味噌を丁寧に漉すと、口当たりの良い味噌汁が出来上がります。ただ豚汁などのような具だくさんのものは、粒がそのまま残っていても美味しいと思います。具と大豆や米麹の粒が合わさり、味わい深く感じます。
また時々伺うのは、人に出す味噌汁は漉すけれど、自分達だけで飲む際はそのままお玉で溶かしていると・・忙しい日々ではなかなか毎日は難しいかもしれません。
ただこの味噌こしはゆで野菜をすくったり、だしを取るときにさらしやペーパーをセットして漉していただいても・・思いのほか使い道があります。
水洗い後は水気を拭き取りよく乾かして下さい。色合いはだんだんと変わっていきますので、楽しみながらお使いください。
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